カウンセラー&心理士あゆみのつぶやき

仕事やプライベートありのままの自分を書いてます

統合失調症って意外と気が付かない病

こんにちは。心理士&カウンセラーのAyuです。


今日は、あのオウムのサリン事件から25年が経ちました。
25年前私は、何になりたいのかまだまだ悩んでいた時期。
精神的にも不安定な20代になったばかり。
先輩の紹介で知り合った一人が今でいう統合失調症の方でした。
実は、今でも接しておりますが、就職はすぐにやめてしまったが、
結婚、出産、子育てを経験し、投薬があるため、常に保たれているようですが、
この時期になると、気になる存在のひとりです。


まず、統合失調症とは・・・。
統合失調症は、およそ100人に1人弱がかかる頻度の高い病気です。
「普通の話も通じなくなる」「不治の病」という誤ったイメージがありますが、
こころの働きの多くの部分は保たれ、多くの患者さんが回復していきます。
高血圧や糖尿病などの生活習慣病と同じように、早期発見や早期治療、
薬物療法と本人・家族の協力の組み合わせ、再発予防のための治療の継続が大切です。
脳の構造や働きの微妙な異常が原因と考えられるようになってきています。


統合失調症は、幻覚や妄想という症状が特徴的な精神疾患です。
以前は「精神分裂病」が正式の病名でしたが、「統合失調症」へと名称変更されました。


それに伴って、人々と交流しながら家庭や社会で生活を営む機能が障害を受け
(生活の障害)、「感覚・思考・行動が病気のために歪んでいる」ことを自分で
振り返って考えることが難しくなりやすい(病識の障害)、という特徴を併せもって
います。
多くの精神疾患と同じように慢性の経過をたどりやすく、その間に幻覚や妄想が強くなる急性期が出現します。
新しい薬の開発と心理社会的ケアの進歩により、初発患者のほぼ半数は、完全かつ長期的な回復を期待できるようになりました。


統合失調症の原因は、今のところ明らかではありません。
進学・就職・独立・結婚などの人生の進路における変化が、
発症の契機となることが多いようです。 ただ、それらは発症のきっかけではあっても、原因ではないと考えられています。
というのは、こうした人生の転機はほかの人には起こらないような特別な出来事ではなく、同じような経験をする大部分の人は発症に至らないからです。


私がお会いした方は、1月に阪神淡路大震災を経験し、3月にサリン事件でその電車に乗っていた方でした。実は、関西出身で4月から東京で働く方で、3月の20日に職場へのシミュレーションということをやったそうです。ただ、統合失調症と聞いたのは、後の
ことでしたので、驚きましたが、2つの体験で、精神的にダメージを受け、初めはうつ病と診断されたそうですが、職場にもなじめず、2か月で退職し、再度、診断を受けたら統合失調症と宣告された。


ご両親は、「精神分裂病なんだから帰ってくるな!」と当時は言われていたそうで、
どこにも帰れず先輩がサポート!


どの病気もそうですが、いつ発症するかわからない…。
そのきっかけが何なのかも後になってみないとわからないですよね。


最近、私は、物忘れがひどいので認知症かと思うほど。
ただ、周りが温かく見守ることがとても大切ですね。